口内フローラを整えるプロバイオティクス製品

プロバイオティクス製品とは口内悪玉菌の繁殖を抑える口内善玉菌を自主的に摂取することで健康被害をなくそうという考えで作られています。
口内フローラを整えるプロバイオティクス製品で現在一般的に普及されている製品は多くありません、この背景には口の中は相当に特殊な環境だということが挙げられます。

口内フローラの改善手段

口内フローラとは口腔内に住む善玉菌と悪玉菌の生育環境を指します。
この口内フローラの改善方法にはプロバイオティクス製品の使用のみならず日頃の口腔ケア等も含まれており、一つの方法ではありません。
『ガッテン!』等の健康に関する番組の情報を得て緑茶で改善を図っている方もいるかと思います、これらの手段でお悩みが解決しない方、もしくはもっと確実な予防対策を図りたいと考えている方にとってのプロバイオティクス製品となります。
そもそもプロバイオティクス製品は現在研究がされている最中なので非常に効果な製品が多いのが現状です。
日本で開発されたL8020株を用いた製品や海外での発祥であるBLIS菌。
こうした細菌が含まれている製品が現在の主流ですが、まだまだ高価な製品となっています。
何故高価な製品になっているのか?これは口内環境という研究のしづらい現状が関連しています。

口内バクテリアの生育の困難さ

口腔細菌の種類は未だ不明瞭という事について疑問を浮かべる方もいるのではないでしょうか、医療は日進月歩で色々な事が解明されてきたのにまだ口内細菌の数も作用も分からないのは変、そう考えている方は至って自然なものです。
しかしながら私達の口腔内に住む細菌はいわば特殊な環境で生き抜いている存在であり、湿度100%、体温変化(お茶や氷を食べたりもあります)という変化に富む環境で生き抜いているわけです。
また異物が最初に体の中に入り込む入り口ということで免疫システムも働きやすい場所。従って、環境の変化に強いイメージがありますがそうではありません。
口内バクテリアの中には相互作用によって強固な関係を持っているものもあるのです、別株の細菌が産出した物質を分解することで生きている生物や、拮抗する細菌を抑制することで生きることが出来る細菌。
従って単体株と呼ばれる一つの細菌だけを抜き出して繁殖させようとしても上手く行かない事のほうが多いのです、それが口内細菌の研究を遅れさせている原因でもあります。
こうした背景でも研究が進み、人体に良い影響を与えてくれることが分かっているプロバイオティクスに使用できる細菌が現在の主流となっているわけです。

プロバイオティクス製品が高価な理由

良いものを安く長期で使いたい、というのは人類の願望であり殆どが実現してきましたが、まだまだプロバイオティクスという考え方は歯科に限っては不完全な部分が多いのです。
これは研究にかかる費用が細菌の生育が難しい為に相当額かかってしまうことが挙げられており、また再現性についても追証する費用がかかります。
これらの費用を回収する為に現在の高額な費用のもと、プロバイオティクス製品が売られているわけです、お薬等は逆に言えば人体に対する悪影響や疾患部分に対する効能だけを調べれば良いので簡単なのですが、プロバイオティクス製品に含まれている細菌が増えることで何が懸念されるのか、など色々な事を解明しなければ製品にすることが出来ません。
従って、口内プロバイオティクス製品の種類は現在とても少なく、高価な製品が多いのです。

プロバイオティクス製品の良い点と悪い点

プロバイオティクス製品に含まれている細菌というのは口内フローラにおける管理人としての役割を持っているという考え方がかなり近い製品です。
虫歯や歯周病の原因となる細菌が増えれば自身も拮抗する為にその分増えて、虫歯や歯周病を抑制し原因菌が少なければ自身も少ない状態で口腔内環境に生存します。
こうした拮抗菌が持つ役割は対抗する細菌が増えすぎないように管理することとなり、恒常的に口内フローラの改善や維持に役立つものと考えられます。
私達が活動していない最中にも細菌は休むことなく働いているので寝ている最中にも作用するのが嬉しい効用ということです。
悪い点といえば常在菌として働き出すまでには時間がかかるということ。
既に口内フローラは形成された後であり殆ど細菌の分布が動くことはありません。
従って常在菌として作用するまでには時間がかかり、製品をある程度の期間使用しなければ効果を実感することが出来ない可能性があります。
特に今まで口内フローラに着目していなかった場合や口腔ケアを怠っていた場合は細菌の数も多い状態であることが懸念されるので長引く可能性があります。
どれくらいで効果が出るのかというのは個人差が大きな部分があるというのは欠点でしょう。

プロバイオティクス製品の使用が推奨されるのは

これからの世代、特に新生児を取り巻く環境で生活している人々が使うことが最も効力の高い製品だと思われます。
虫歯菌や歯周病菌というのは基本的に親から子へ感染するものだと言われており、生後19ヶ月~31ヶ月の間に虫歯菌等の各種菌が定着する「感染の窓」という時期があります。
この時期にプロバイオティクス製品を用いた細菌で親から子へ感染する口腔善玉菌が最も効力の高いものと推測出来るもの。
従って、お孫さんや新生児のご両親等は是非とも検討してみて欲しいと思います。

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